【書評】3年後に結果を出すための最速成長 by 赤羽 雄二氏

AI, IoT, ロボットが仕事を奪い新市場を創造していく中私達はどのように成長していけばよいのでしょうか?
 
当方は、AI, IoT, ロボットを導入する側で、新技術を世界中から調査し、良い物を発掘し、日本に導入する仕事を本業にしてきました。
 
奪う側の仕事をしながらも「付加価値の高いビジネスマンとして、どのように未来のキャリアを構築しスキルと考え方を強固にして生きれば良いのか?」「価値観や働き方が変わる多様化する中でどのように生きていくべきか」を考え続けていました。
 
この問いに答えてくれたのが本書です。
 

 
本書内で紹介している考え方にとても共感しました。
 
作者は言わずもがな、超有名本の作者「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」で著名な赤羽さん。A4用紙にシンプルに考えを書いていく事で成長を促す指南書です。
 
余談:当方開発中の「バタフライボード」でゼロ秒思考のように考えを書き留めると、アイデアが広がりますのでオススメです。さて、本書のテーマはこちらです。

不確かな未来を生き抜くためには、どんな力を身につけるべきか?

切実なテーマです。 
 
結論としては、「自分の頭で考えて未来を創る」ということなのですが、どのように考え、創造していけばよいのか、その詳細が具体的にかつ図解で解説してあります。
 
AI,IoT,ロボット が仕事を奪い創造していくような10年後の世界に対し、いったいどうしたらいいのでしょうか。不確かな未来を生き抜くためには、どんな力を身につけて、想像されるような事態に備えるべきでしょうか。それには、ある程度の将来を見通す力、少しずつでも着実に準備する姿勢、化し続けることのできる柔軟性、他の人や企業より頭一つ抜き出るスピード、事の真相を見抜く洞察力などが必要です。
メディアはあまり頼りになりません。断片的な情報が多く、点でしか物を見ない傾向が強いので、大きな流れは見づらくなります。大衆受けするセンセーショナルな見出し、表現も多用されています。自分の考えを持って、批判的にメディアを見ていくこと。
 
赤羽さんのようなビジネス重鎮クラスでも、実際に情報収集のために、海外や展示会に出向いいているようで、多くの情報収集をし未来を予測しています。
 
私も本業でCESやIFAという世界の技術展示会に参加しますが、現地会場で体感するトレンドはとても貴重なものです。(未来を構築するために、技術トレンドを仕入れる手段として、Internet Trend 2017もお勧めリソースです。)
 
さて、本書記載の内容にも触れましょう。

現在トレンドのトピック

・自動運転の普及
・車のシェアリングエコノミー
・ガソリン車からEV (電気自動車) へ
・ドローン普及
・IoTの爆発的進展、ウェアラブルの普及
・ビッグデータの本格活用
・医療の革新 
・ブロックチェーンの革新(産業構造、企業、仕事、生活etc)
 
一見ばらばらに見える、トピック群ですが、実際には「クラウド」や「AI」など目に見えない大陸を介して繋がっていきます。現在、digital disruptとして、デジタルテクノロジーによって多くの業界・市場で革命が起きているのですが、デジタル技術が絡まりあい、まさに異業種格闘技戦状態のような感じです。
 
ある時いきなり、全く別市場のプレーヤーに自社市場を奪われ、破壊されるのです。まさかUberのようにサーバーとアプリでタクシー業界がぶっ壊れたり、ホテル業界がAirbnbの民泊業界に脅かされるとは思ってもいない感覚でしょうか。最強のIoTデバイスのスマホにより、さらに脅威は増えるでしょう。
  
私が重要視しているのは「ブラウザ」です。ChromeやFirefoxなどの、ブラウザ技術は企業間を超えて委員会で日々成長しており、ハードウェアもろとも飲み込もうとしています。W3Cの動きには特に注目していないと、気がついたら自社サービスがWEBに喰われる可能性があります。
 
他にもWEBの事例は多々ありますが、例えば、WEB Bluetoothをあげると、ブラウザがハードウェアと直接通信しあえる等、私がメーカーでハードウェア開発をしている際には考えられませんでした。気がついたらWEBを経由してBluetoothで機器間でやりとりが可能なのです。「WebブラウザがIoTデバイスにアクセス可能」と考えると凄まじいですね。 

で、どうすれば良いの?

上記トレンドを踏まえてどうすればよいのでしょうか?本書ではしっかり解説があります。ネタバレにならないよう、特に印象的だったものを紹介します。キーワードは、
 
成長し続ける習慣を身につける、自分の頭で考える楽しさを早く知る
 
かと思います。自分の頭で考えて、道を作れるようになると楽しいんですね!誰かが作ったコンテンツを消費するよりも、消費して貰う生産者側に回ると苦労もありますが、他者へ貢献できる喜びも倍増するということかと思います。
 
他にも印象的だった「これをすべし!」ということを、4つにまとめて紹介します。

1:思考のOS

  • アンテナの立て方
  • 知識の収集方法
  • 先を読む方法を早く身につける
  • 分析力
  • 洞察力
 著書ではこれらを挙げられています。思考系としてセグメントしました。構想や未来を構築する上ではinputが必要です。正しく情報収集をして、紡ぎ合わせ分析し、洞察を加える。
 
この洞察(insight)を沢山蓄積するには、日頃の情報収集やアンテナの立て方で変わると考えられます。赤羽さんがどうやっているのかはぜひ著書をご覧ください。実に地味で努力が必要なものから、膝を打つものまで多岐に渡ります。 

記事:情報収集のオススメ記事

自分の頭で考えるための「情報収集方法」を一挙公開

動画:情報収集インサイトを動画でまとめた

ドットインストールのように無料で学習できます。

書籍:アクセンチュアの情報収集本がオススメ

2:言語・カルチャー

  • 英語力
  • グローバル行動力・能力センス
語学力もさることながら、外国人とコミュニケーションを取れるか、ということですね。先端技術は海外発信のことも多く、技術情報を得るのには英語が読めたり話せたりすると有意義なのはいうまでもありません。
 
また、外国人と働くという際には、カルチャーや考え方が各国で違います。その辺の多様性を理解し相手を尊重しながら働くことが重要でしょう。「目を見つめて話しては失礼に当たる国」があるとご存知でしたか?「気付かずにタブーをしている」ということのないように、下記を読むことをお勧めします。

英語を学ぶ前のオスス記事

3:チームダイナミクス

  • リーダーシップ
  • 部下活用力
  • マネジメント力
  • 仲間、コミュニティ作り!
  • 生き残るために、良い仲間を作る
個人で可能なことには限界があるので、チームで成果を上げる必要があると説いています。今の時代はSNSもあるので、積極的に発信したり、貢献していけば自ずと仲間もできます。赤羽さんも、著書の中でFBグループでの貢献を促しています。チームで成果を上げたことがある人はチームダイナミクスを体感しているので、毎回、多様性に富んだチームでのクリエイティビティを期待するのでしょう。そのために必要なことが、まさに上記であり、本書に詳細やヒントがあります。 

4:パーソナルスキル

  • 転職力
 転職も大事なスキルです。企業依存のスキルばかりに注力しすぎていないか。ということに尽きると思います。会社の看板を外しても、再現性高く仕事ができれば、この力も最終局面では無いでしょうか。転職をしたい時に周囲と差を付ける方法をご存知ですか?たった一つの考え方で差別化できるので下記記事をお勧めします。

転職力したい人にオススメ記事

 最後に

この本は自分の本業である活動を、凝縮してWisdomにまで昇華させた指南書でした。もっと早く読んでいれば、紆余曲折せずにショートカットができたように感じます。先端の働き方や思考のOS を整えて、次世代を生き抜くために、超絶おすすめです。この本を読み、そのまま先達の肩に乗りながら、チームやコミュニティの仲間と共に、より遠くを見ることをお勧めします。
 
 
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